お花を飾って、日常に彩りと楽しさを!

今回のテーマ

お花を飾って、日常に彩りと楽しさを!

お花を見ていると、癒されたり活力が湧いたり、気持ちが明るくなりますよね。部屋に飾るだけでおしゃれな雰囲気になり、部屋の掃除などが捗った!という方も多いはず。ここ最近は、お花のプレゼントはもちろん、自分で作るテラリウムやハーバリウムなども人気です。

今回は、元テレビ朝日アナウンサーで現在はフラワーアーティストとして活躍中の前田有紀さんに、お花の選び方やいま話題のお花、もっとお花を楽しむためにスワッグの作り方も教えていただきました。

さらに、てんちかにあるお花屋さんや、お花のある暮らしをもっと豊かにするためのインテリアショップなども合わせてご紹介。ぜひ気になるお店に立ち寄ってみてください♪

―お花をお店で購入する際、どのようなお花を選ぶとよいのでしょうか?

まずはインスピレーションでパッと目に止まったお花を手にしてみましょう。花びらの先端まできれいなもの。そして、花だけでなく茎がしっかりしていて、葉の状態もみずみずしいお花は鮮度がよく、長く楽しむことができます。

また、季節ごとに旬のお花を選ぶのもおすすめです。

春:桜

ご自宅に飾ることで、家に居ながらお花見を楽しむことができます。

夏:ドーダンツツジ

気温が高くお花が日持ちしない時期なので、より長持ちする枝物で涼やかに。

秋:ダリア

気温が下がってくる秋は、バリエーション豊富なダリアに最適な季節です。

冬:コニファーなどの針葉樹

森の中にいるような香りを満喫することができます。クリスマスリースにするのもおすすめ。

また、ドライフラワーを楽しむにはリューカデンドロン、バーゼリアなどネイティブフラワーと呼ばれるお花がおすすめです。生花で楽しんだあとドライフラワーにすることで、長く楽しむことができます。

インテリアとしてお花をいかすには、色の組み合わせにもこだわると良いでしょう。例えば、ピンクをメインに淡いパープルを合わせると、華やかな雰囲気に。ベージュ、ホワイト、グリーンなどワントーンで揃えることで、インテリアに馴染みやすくなります。

―いま注目すべき、トレンドのお花を教えてください。

ガーベラのパスティーニシリーズはいま注目のお花です。比較的小ぶりで他のお花と合わせても相性が良く、花びらの先がカールしていてとても可愛いです。

ガーベラは茎が柔らかくて折れやすいので、買う時にはなるべく茎が太くしっかりしたものを選ぶといいでしょう。水につかる部分は少ない方がいいのと、日々の水換えをして茎もしっかり切り戻してあげると長持ちします。

ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、福岡県はガーベラの有数な生産地です!ぜひこれ機に、ガーベラをお部屋に飾ってみてはいかがでしょうか。

―生花を花瓶へ生けるために、必要なものやお手入れ方法を教えてください。

花瓶は花を入れていない時にも、見えるところに飾っておきたいくらいデザインが好きなものを選ぶと、気分も上がり長く使えるのでおすすめです。また、洗う時に花瓶の口の部分に手が入れやすいのもポイント。重さがそれなりにあるものは倒れにくいので、選ぶ際の参考にしてください。

生花を生けるには、清潔な花切りハサミと鮮度保持剤があると、より長く楽しむことができます。そして大切なのは、毎日お水をかえてあげること。水をかえる際に茎を2、3cm切ってあげると、より水を吸い上げやすくなります。花瓶のぬめりもしっかり洗って取りましょう。

 

お花をもっと楽しむために、他にどのような方法がありますか?

花や葉を束ねて壁にかける、スワッグ作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。

【スワッグの作り方】

①最初にスワッグの花材を選ぶ。ベース(土台)になるユーカリや針葉樹などの葉物を2、3種選ぶ。

メインにしてみたいリューカデンドロン、バーゼリアなどのネイティブフラワーも選ぶ。

 

②草花を段違いに重ねていく。ベースの葉物を重ねたら、その上にメインの花材を重ねる。お花がよく見えるように、段差をつけていくのがポイント。

③麻紐できつく結ぶ。ドライフラワーになってから落ちてこないようにしっかり結びましょう。最後に壁などにかけ、調整して完成です。

気軽に作ることができるので、ぜひチャレンジしてみてください。

 

―お花を生活に取り入れることにより、身体や心、生活にどのような効果を与えてくれるのでしょうか。

草花を暮らしに取り入れることで、おうちにいながら自然と触れ合うことができます。より体もリラックスすることができますし、心にも癒し効果が抜群です。忙しい時こそ、ゆっくり咲いて枯れていく花から元気をもらってください!

 

―前田さんが、フラワーアーティストになろうと思ったきっかけを教えてください。

はじめは会社員時代に、すごく忙しかった日にスーパーの傍で売っていたお花を1輪買ったことがきっかけでした。お花が一輪あるだけで、部屋の中が明るくなって、花の魅力にすっかりはまってしまいました。それから、1輪、2輪、3輪・・・と飾る本数がどんどん増えていき、「お花に関わる仕事をしたい!」と思うようになり、イギリスへ留学。帰国後はお花屋さんで経験を積み、フラワーアーティストの夢を叶えました。

 

―前田さんにとって、“お花”とはどのような存在でしょうか?

お花に出会い、生き方や働き方をかえてきた私にとって、お花は人生の全てです。どんなに辛いく大変な時でも、「私を自分らしくいさせてくれる存在」。それがお花です。きっとみなさんもお花に触れることで、いろいろ感じることがあるのではないでしょうか。リフレッシュさせてくれる存在、ほっと癒してくれる存在、皆さんにとってお花はそれぞれ大切な存在になってくれると思います。

 

―暮らしにお花を取り入れてみようと思った方へ、メッセージをお願いいたします。

よく「お花すぐ枯らしてしまうので飾れないんです」「飾り方の正解がわからない!」という方がいますが、お花は枯れるもの。そして、自分が可愛いと思えばそれが飾り方の正解です。

お花は暮らしを明るく彩ってくれて、たくさんの幸せな気持ちを届けてくれるはず。ぜひ気軽に楽しんで飾ってください。

【プロフィール】

株式会社スードリー(SUDELEY)代表取締役

フラワーアーティスト

前田 有紀

10年間テレビ局に勤務後、2013年イギリスに留学。コッツウォルズ・グロセスター州の古城で見習いガーデナーとして働いた後、都内のフラワーショップで3年の修業を積む。「人の暮らしの中で、花と緑をもっと身近にしたい」という想いから様々な空間での花のあり方を提案。2018年秋に自身のフラワーブランドguiを立ち上げ、2021年4月神宮前に実店舗NURをオープン。

 

「The LIFE」には、日常をもっと豊かにしてくれるヒント集が盛りだくさん。

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